311

あの日を境に、カメラを担いで被災地に赴いた同志達がたくさんいた。私にはできないことだった。

そこにおられる方々にレンズを向けることが、私にはできないことだと知っていた。

カメラを扱う世界の評判が悪くなる昨今だが、『それでもレンズを向けることを使命とした人』がいるおかげで私たちは多くを知ることができている。そして、たくさんのことに気づかされているのだ。

真の善意の使命で動いた行為は、必ず愛を生む。

私は自分の使命にフォーカスする事しかできない。

それが世界平和に繋がる事か、毎夜確認しながら。

そして、全ての使命も、世界平和のためであってほしいと願う。

Kei Hompo