今年もたくさんのこぼれ種でカモミールが庭に咲きました。大地とのつながりを追いかける上で、この小さな庭は私たちには大切な存在です。
畑とも違う、ガーデニングとも言えない、ただただ、その地に鍬を入れさせていただいている。
そこでの恵みを、最も美味しくいただくのも一つの恩返しでもあると思うのです。
世界中にはほとんどの文化の中でお茶を飲む、という習慣があります。お茶をめぐる様々なものは、奥が深くてきっとまだまだステキなことが隠れていそう。
私のフレッシュカモミールティーを淹れるときの工夫は、熱湯を注いだあと60秒で氷を入れることです。カモミールは長くお湯に浸けておくと苦味が出るためです。
初夏の飲み方として気に入っていますが、温かいものをいただきたいときは、氷の量を加減します。そこは、母の感で。
花を摘み取った時の爪先に残るカモミールの香りと、お茶の香りを楽しませていただきました。
Kei Hompo